
子どもに怒りたくないのに、また怒っちゃった。
そんな“イライラと自己嫌悪のループ”に、悩んでいませんか?
過去の私もそうでしたが、あるとき気づきました。
イライラの原因は、目の前の子どもじゃなくて「自分の頭の中」にあったんだと。
これに気づいたことで、毎日のイライラが少しずつラクになっていったんです。
この記事では、育児のイライラで悩むママに向けて、イライラの正体とそこから抜け出す方法を、私の体験も交えてお伝えします。
記事を読むことで、イライラ育児を根本から解決するヒントや、自分を変えるための行動のきっかけが見つかると嬉しく思います。
先が見えなくて不安な毎日でも、大丈夫。



ママは、ちゃんと変われます。
暗闇から抜け出して、育児って楽しいかもと思える日々を、少しずつ一緒に作っていきましょう。
怒る自分が嫌いで、育児がしんどかった日々


私はずっと、イライラして子どもに怒鳴ってしまう自分が嫌いでした。
「また怒っちゃった」「私はダメなママだ」と自己否定ばかりで、育児を楽しむ余裕なんてありません。



特に、子どもたちが0才&2才~1才&3才のころが酷かった。
毎日泣いて「人生なんてもうやめたい」と思う日も、一度や二度じゃありませんでした。
でも、本当は子どもたちと楽しく過ごしたいって、ずっと思っていたんです。
そんなタイミングで出会った、一人のママ友。
たまたま公園で会って、娘同士が同い年ですぐに意気投合しました。
なんかね、ママ友を見てると「楽しそう」って感じたんですよね。



私もこういうママになりたいなって憧れた
それから、私とママ友の違いに着目するようになりました。
そこで気づいたのは、私たちの違いは自己否定があるかどうかだということ。
自分への否定的な気持ちがなくなれば、「イライラする出来事」への捉え方も変わって、ママ友みたいに育児を楽しめるのかも…?
そうして、私は自己否定をやめる決意をしました。
ママの自己否定がなくなれば育児は変わる


ママが自己否定をしていると、良くないことが起こるんですよね。
それを回避するために、私は「ママの自己否定をなくそう」と、この文章を書いています。
ここで、自己否定と育児の関係を解説しますね。
自己否定とは?
そもそも、「自己否定」って、言葉ではよく聞くけど、実際どういう意味なのかピンとこない方も多いかもしれません。
簡単に言うと——
「私なんてダメ」「価値がない」と自分を否定する気持ちのこと。
たとえば、
- 「私はダメなママだ」
- 「私の育児は最低だ」
- 「こんなママでこめん」
って思うことはありませんか?
もちろん、人間はいろんな感情を持っているので、こういうネガティブな感情自体は悪いことではありません。
でも、それが毎日のように続くと、心も体も疲れてしまう原因になります。



私も当時は、毎日泣いてばかりだった。
ママに自己否定が良くない理由


育児中のママが自己否定してしまうと「育児が楽しくない」と感じる方が多いです。
すると、ママの笑顔が減ったり、ちょっとした言葉がきつくなったりして、子どもは不安を感じやすくなってしまいます。
不安が強い子どもは、精神的に不安定になりやすく、子ども自身も“自分はダメなのかも”と感じてしまうことがあるんです。



過去の私に心当たりがありすぎる…
つまり、ママの自己否定は親子の関係にも大きな影響を与えてしまうんですね。
自己否定をなくすと、育児は変わる
私は実際に、自己否定が減ってくると、心から育児を楽しいと思えるようになりました。
子どもの何気ない言動にも、前よりずっと優しい気持ちで向き合えるようになって。
「私、今ちょっと笑えてるかも」って、ふと気づいた瞬間がすごく嬉しかったのを覚えています。



やっぱり、イライラ育児には、ママ自身の自己否定が深く関係している。
そう確信した私は、自身の体験を振り返り、現在大学で学んでいる心理学の知識も踏まえて、多くのママに「自分の変え方」を伝えていこうと思いました。
さて、私はどうやって自己否定をやめられたのか?
具体的な方法を、次からお伝えします。
自己否定をやめるためにやったこと


自己否定をやめるために私がやったことは、以下の5つです。
- 日記に感情を書く
- 自己分析をする
- 家を掃除する
- 仕事を変える
- お金の相談をする
① 日記に感情を書く
私が最初に取り組んだのは、自分の「感情」に注目して日記を書くことでした。
たとえば「○○と言われてムカッとした」「△△ができなくて悔しい」など、日常の中で感じたことを、そのまま書き出します。
特に人間の6つの基本感情を意識して書くようにすると、自分の心の動きが見えてきました。



怒り・悲しみ・喜び・驚き・恐怖・嫌悪の6つ!
最初はうまく書けなくても大丈夫。
自分の気持ちに目を向けること自体が、自己否定をやめる第一歩になります。
②自己分析をする


いろんな「自己分析シート」を使って、自分のことを考える時間をつくりました。
やってみて気づいたのは、私は自分のことを全然わかっていなかった、ということ。
「得意なことって?」「好きなものって?」と改めて考えると、あいまいなままで生きてきた自分に驚きました。
でも、自己分析を重ねるうちに「これが私なんだ」と思えるようになってきたんですね。



そしたら、自分のことを少しずつ大切にできるように。
人って、よく知らないものを怖がったり、否定したりするじゃないですか?
自分のことも同じで、知らないままだとつい厳しく当たってしまう。
でも自分を「知る」と、ちょっとずつ優しくなれるんです。


③ 家を掃除する
感情を日記に書くのと同時に、家の掃除にも取り組みました。
当時の私は「部屋が散らかってるからイライラするんだ」と思っていて、苦手な掃除に取り組んで環境を整えられたら、何かが変わる気がしたんです。
実際に数ヶ月かけて片付けを進めると、自己肯定感も少しアップ。



ただ、幼稚園児が2人いるわが家では、綺麗な状態のキープはなかなか難しい…。
掃除は確かに心の整理につながりましたが、私の場合はイライラの根本解決にはなりませんでした。
④ 仕事を変える


子育てが一番しんどかった当時、私は病院で働いていました。
でも「この仕事、私に向いてない」とずっと感じていたんです。
それでも他にできる仕事がわからず、続けていたら…
自己否定はどんどん強くなり、家に帰っても心が休まらない毎日に。
いろいろ経て病院を辞めたあと、自己分析を重ねて出会ったのが、WEBライターという仕事。
「私はこれが好き」と思える仕事に出会えたことで、自己否定が少しずつ薄れていきました。



ここが私のターニングポイントだった!
仕事って、毎日の大部分を占めるものですよね。
自分に合った働き方を見つけるって、本当に大事なことだと実感しました。
自分に合わない仕事は、思考と感情をすり減らしますね。


⑤お金の相談をする
「突然お金の話?」と思うかもしれませんが、これが意外と大きな原因でした。
物価高(2025年6月の今、お米5kgで5,000円…)と、わが家の家計の大きな変化で、将来の不安から私はよく子どもにイライラしてしまっていたんです。



他より100円高いお菓子を選ばれただけで、ムッとしてしまったり…。
このときも、自己分析を通じて「イライラの要因はお金への不安かも」と気づき、思い切ってプロに相談しました。
お金の悩みが少し軽くなっただけで、子どもへの接し方が穏やかに変わっていったのを実感しました。
お金のことって言いにくいけど、ママにとってはとても大切なテーマ。
お金の悩みが解決すると、子どもへの接し方も変わりますよ。


私って変われるの?変われないの?その答え


人には、「変わらない部分」と「変わる部分」があります。
この違いを知ることが、自己否定から抜け出す大きなヒントなんです。
たとえば、変わらない部分とは——
好きなもの・嫌いなもの、価値観、反応しやすいポイントなど
これらは、その人らしさを作る要素であり、無理に変える必要はありません。
むしろ、「自分ってこういう人なんだ」と知ることで、人生の軸が見えてきます。
一方で、変わる部分もあります。それは——
考え方のクセや物ごとの捉え方、口ぐせのような思考習慣など
たとえば、
- すぐ「私ってダメだ」と思ってしまうクセ
- 「ちゃんとしなきゃ」と自分を追い詰めるような視点



こうした思考のパターンは、気づくことで少しずつ変えられる!
だからこそ伝えたい。
「全部がダメなんじゃない」って気づくだけで、心がすごく軽くなります。
変わらない自分を大事にしながら、変われる部分に少しずつ気づいていく。
そんな歩み方でいいと思います。
今、いろんなことで悩んでいるみなさんも、きっと「自分らしく生きられる道」があります。
一緒に、それを見つけていきましょう。
自分のペースで、少しずつ変わろう


自己否定を手放してから、私は心から育児を楽しめるようになりました。
- 毎日泣かないこと
- 明日への不安がないこと
- 恐怖や緊張がないこと
それだけで、こんなにも心が穏やかになるんだと、30代をすぎてようやく知りました。
自己否定をする毎日って、本当にもったいない。
だって、子どもとの時間はもっともっと、笑顔で過ごせるはずなんです。
もちろん、自分の「頭の中」を変えるのは時間がかかりますが、自分のペースで進めることも大事です。
焦らなくて大丈夫。
自分に合った方法で、少しずつ変わっていきましょう。



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