先日、「たまひよ名前ランキング2021」という赤ちゃんの名前に関する調査が発表されました。
これはいわゆるその年に多く付けられた赤ちゃんの名前を知ることができるものです。
2021年は、男の子が「蓮」、女の子が「陽葵」「紬」がランキング1位でした。
それぞれ主な読み方は「れん」、「ひまり」「つむぎ」です。
2021年は私も第二子を出産し、名づけをしました。
生まれてくる子どものため、夫婦であれやこれやと話し合って名前を考えるのは素敵な時間でした。
これを機に二人の子どもたちの名づけについて振り返ろうと思います。
私たちが名づけで大切にしたこと
2歳の娘、生後半年の息子の二人の名前を考えるにあたり、私たち夫婦が大切にしたことは6つあります。
- 画数が良いこと
- 一発で読めること
- 書きやすいこと
- 性別がわかること
- どの年代でも通用すること
- 親族と被らないこと
我が子はキラキラネームではなく、例えば麻衣、太郎のような名前です。
名前の画数が良いこと
これは絶対に譲れない夫のこだわりです。
名字と組み合わせた姓名判断で、吉以上となる画数にしたいみたいでした。
[chat face=”pro3.png” name=”ちょここ” align=”left” border=”none” bg=”red” style=”maru”]最初に漢字の画数が決められてしまうため、私が気に入ってる名前は即却下でしたね[/chat]
うちの子は二人とも姓名判断は吉以上です。もうめちゃくちゃ調べましたから。何度も何度もね。
一発で読めること
名前をみたときにパッと一発で読める名前にしました。
例えば、「麻衣」という名前を見たら「まい」と読みますよね。頑張れば「あさい」と読めるけどそんなひねくれた考え方をする人は中々いないと思います。
一方で「裕子」は「ゆうこ」と「ひろこ」という読み方があるじゃないですか。
私たちは「麻衣」みたいな、一通りの読み方しかない名前が良かったです。
これから一生使っていく名前。自分の名前を呼ばれる機会は多々あります。
その中で「え~っと、〇〇さん?それとも△△さん?」と間違われるのは嫌だなと私は思ったのです。
私が、相手の名前の読み方を間違えたらものすごく申し訳なく思いますし、人の名前をなかなか覚えられない性格なので何通りも読み方があると困るんです。
だから、一発でわかる名前が好きです。
書きやすいこと
我が子は二人とも簡単な漢字を使っています。画数が少ないものですね。
名字が画数が多いからというのもありますが、夫婦ともにシンプルな方が好きなので。
子どもでも書ける漢字の中で決めました。
名前を見ただけで性別がわかること
例えば「麻衣」という名前を見たら女の子、「太郎」だと男の子、とほとんどの人が考えると思います。
このように私たちは名前を見るだけで性別がわかる方が良いと思いました。
その思いは後述します。
どの年代でも受け入れられること
子ども、親、祖父母、曾祖父母といったようにどの年代の人からでも受け入れられやすい名前にしました。
つまりどの年代にもいそうな名前です。
その世代で人気の名前というのも素敵ですが、私は時代や流行にとらわれないものが好きです。
周りに流されず生きて欲しい。
親族と被らないこと
自分たちと近い関係にある人に似た名前は避けたいというのが私の強いこだわりです。
私はそれが例え漢字一文字でもかぶるのは嫌です。
例えば、私の弟が「健太」という名前だとして、自分の子どもに「康太」とか「健一」といった名前を付けるのは抵抗があります。
「蓮」みたいに全く被っていない名前にしたいのです。
息子の名前を考えててお互いに譲れないところがあるから夫と言い合い寸前までなる。
私は自分の子供の名前に親戚と同じ漢字を一字でも使うのは嫌だ。私は名前に使われる漢字には所有者がいるという感覚だから特に家族親戚の範囲では被るのは避けたい。息子だけが所有する漢字の名前がいい。— ちょここ (@choco_cochan) March 19, 2021
名前は自分のものだから、特別でありたい。
別に奇をてらった名前というわけではなくて、親族といった自分に深く関わる人たちとは異なる名前にしたいということです。
以上、私たち夫婦が名づけで大切にしたことです。
これらを総合して考えると、付けられる名前ってすごく限られてくるんですよ。とても時間をかけて考えました。
近年はジェンダーフリーの名前が人気!?
今回発表された赤ちゃんの名前ランキングでは、「あおい」「ひなた」など男女で共通して読める名前が上位にあるようです。
ジェンダーフリーを意識した名前が人気というのは、多様な生き方を認めたいという人が多いということで素敵だと思います。
私たちも、子どもたちは男女どちらでも似合う名前にしようか考えたこともありました。
しかし、結局は名前で性別がわかることを優先しました。
子どもが将来自分の性別を変えたいと思ったらそれは全力で応援します。性について戸惑うことがあったら自分の望むあり方で生きて良いと伝えます。好きな名前に変えてもらって良いです。
ただ、この世に生を受けたときの性別も大切にしてほしいと思っています。
今の世の中は男性も女性も関係ないと言いますが、生物学的に捉えると両者は全然違います。女性には子宮はあるけれど男性はないといったように。
2歳女児と0歳男児を育てて思いますが、特に小さいころは性別による成長の差って大きいですよね。女児だったらこのくらいの体重で大丈夫だけど、男児ならもっと体重があった方が良い、というように。
性別によって成長発達に差があるのは、子育てしている親御さんなら誰しもが感じることだと思います。
その気持ちを、大切にしたいと思います。
性差が関係ないと言えるのはもう少し大きくなってからかなぁと思ったり。
私は男女の差別はいけないけど、男性か女性かの区別はあって良いと考えます。
だから名前もあえて性別を表すものにしました。それが生まれたときの性別なのです。
子どもが将来どんな生き方をしても、その性別で生まれ育ったのが自分だと、受け入れてくれたら良いなと思います。
子どもには楽しく幸せな人生を送って欲しい
たった2年前、半年前のことなのに、名づけを振り返るとあの頃が蘇りました。
まだ見ぬ子どもの顔を想像しては、どんな名前が似合うか考えるあの時間。
とても楽しかったです。
できればあと一回、名づけをしたいな。
そのときもきっと上の子2人と同じ考え方で名前を付けると思います。
人それぞれ、いろんな思いで子どもに名前を付けると思いますが、どの親御さんにも共通するのはきっと子どもの幸せですよね。
子どもが楽しく幸せに生きてくれたら、それ以上の喜びはありません。
臨月に入っても夫婦双方の納得のいく名前を決められなかったけど、ここ数日で「これだ!」という名前に出会う。私も夫も大賛成の名前。妥協しないで考え続けて良かった。早く息子を名前で呼びたいな。
— ちょここ (@choco_cochan) April 17, 2021