簿記を学ぼうと思った理由の一つに、家計改善に簿記の知識を使いたいと思いました。
家計の収支を仕訳して、貸借対照表を作って、それを家計簿にできないか。
・・・ん??家計の収支では貸借対照表や損益計算書を作るのは、難しい・・・??
簿記の知識を家計改善に活かしたい、私の挑戦記です。
簿記の”仕訳”で家計の支出を仕訳してみる
簿記を学び始めた初歩の段階で、”仕訳”を家計簿に使えないか、挑戦してみました。
その月の支出を全て紙に洗い出し、それに適当に勘定科目をつけます。
仕訳したものを、総勘定元帳のように転記していきます。
天気の次は、試算表の作成です。
とりあえず、家計の支出で試算表づくりまでやってみました。
しかし、その次に進めない・・・・
勉強を始めたばかりで貸借対照表や損益計算書作りの仕方がまだわからなかったことと、家計簿でこれらの表を作る目的がイマイチつかめませんでした。
あと、家計簿を仕訳する作業、めちゃめちゃめんどい!
仕事なら良いと思いますが、家計簿でこの作業をやろうとすると、手間が多くて続かないと思いました。
”複式簿記家計簿”というアプリを使ってみる
手書きで簿記を使って家計簿をつけるのは面倒すぎだとわかった私は、”複式簿記家計簿”というアプリを発見しました。
(こういうアプリがあるということは、簿記の知識を家計簿に使いたいと思う人はそれなりにいるんですね。)
またまたインスタ用に作った画像で。笑
このアプリ、早速使ってみよう!と思いダウンロードした画面を開いた瞬間から、私はもうお手上げでした。
むむ、難しい・・・・
何をどこに入力して良いかわからない。
見た目も複雑でやる気も出てこない。
私は1度画面を開いただけで、ギブアップしました。
つまり、簿記の”仕訳”そのものを家計の収支で行うことは難しい
簿記で使う”仕訳”技術を家計簿に転用してみたいと思い、手書きやアプリを使ってトライしてみましたが・・・
難しいです。
とにかく面倒。
家計簿でわざわざ手間を増やす必要は全くありません。むしろ家計簿が続かなくなる原因になってしまうと思います。
結論。”仕訳”は家計簿で使うことは難しい。
簿記は会社等の経理で使うからこそ、本領発揮できるんですねきっと。
家庭の資産と負債は”貸借対照表”を作ると一目瞭然で把握できる
上記のように簿記の”仕訳”技術は家計簿では使いにくいと思いましたが、簿記で使う”貸借対照表”は家庭でも応用できそうです。
家庭の資産や借金等を、貸借対照表の”資産”と”負債”に分けていくのです。
我が家の資産はこうなりました。
こうすると、複数持っている口座内のお金をまとめてみることができます。
借金は残りいくらあるのかも一目で把握可能。
また、資産から負債をひいた”純資産”もパッと見ただけでわかります。
貸借対照表のもつ”誰が見ても一目でわかる”というメリットは、家計簿でも大いに活用できそう!!
この「貸借対照表 家計簿ver」 を、私は資産表と呼ぶことにしました。
これを作った結果、私も夫も家庭の資産状況が一目でわかるように!
家計を知ることこそ、家計改善の第一歩です。
簿記の仕訳技術を家計簿で使うには難しいが、貸借対照表の考え方は家計でも参考になる
私の実体験から、簿記の”仕訳”技術をのものを家計簿に使うのは難しいです。手間がかかりすぎるからです。
しかし、簿記の貸借対照表の考え方は、家庭の資産状況を把握するのにかなり役立ちました!
資産と負債、純資産を一覧で出すということを今までしてきませんでしたが、表をつくってみると家の経済状況が一目瞭然になります。
口座内の金額をまとめて見られるアプリもありますが、私は貸借対照表の「左右が同じになる」という図がわかりやすくて好きですね。
簿記って面白いです。
私は簿記を学び始めて、世の中ではお金の出し入れをこんなにきっちり把握しているのか・・・と驚いたんです。
お金の世界とは、ここまで細かいのか、と。
家計簿で1円単位で収支を把握する必要はないと思いますが、自分がどのお金をどう動かしたか、そういうお金への向き合い方は簿記を学んで変わりましたね。
簿記で学んだことは、必ず家計改善に活かせると思います。
簿記を学び始めて良かったです。