これは2018年12月に投稿したブログです。
私もそうでしたが、「もしかして不妊かも?」と思ったら病院で検査をすることが解決の第一歩になります。
でも、普段なかなか病院に行かない人だと「病院ってなんだか怖い。」「そもそも何科に行くの?」「どうやって選んだら良いのかな?」とい思うかもしれません。
私も、どんな病院に行こうかとても迷いました。
ここでは、私が不妊治療を始める病院をどうやって決めたのかをまとめました。
不妊治療を開始するにあたって
不妊治療をしようと思うと、女性側はまず問診で月経周期などを聞いたり、内診やエコーで子宮や卵巣の検査をしたり、採血でホルモンの値を調べます。
この辺りの内容は一般の産婦人科でも受けられますが、より詳しい検査や治療をしようと思うと、高度な医療が提供できる専門の病院に行く必要があります。
高度な検査や治療は患者さん側の負担が大きくなることがあるとともに、医療者側にも専門的な知識や技術が求められます。
病院によって提供できる医療が異なるため、年齢や持病の有無などを踏まえて自分達がどの程度の治療を受けたいかを考えることが必要です。
私も、自分たちの年齢や健康状態、どのくらい妊娠を希望しているのかを夫婦で話し合いました。
不妊治療を受けられる病院の種類
女性側で不妊治療が受けられる病院は、婦人科です。
産婦人科クリニック
近所にあるような、個人や少人数の医師が経営しているクリニックです。
街中で「〇〇産婦人科クリニック」や「〇〇レディースクリニック」などの看板を見ることがあると思いますが、この分類に当てはまります。
不妊治療に関して言えば、一般的な産婦人科の治療の範囲内でできる医療を提供します。
一般的な産婦人科の治療とは、問診、内診、エコー、採血でできるものです。
これらの検査で原因がわかれば、それに沿った治療ができる可能性があります。
産婦人科の医師や看護師は、もちろん産婦人科に関することは勉強しているので女性の体についてある程度のことはわかります。しかし、不妊の専門ではないので限界があるのも事実。
そのため、
- 自分のかかりつけの産婦人科があるので馴染みの医師に相談したい
- 今まで産婦人科にあまりかかったことがなくてまずは簡単な検査をしたい
という人には良いと思います。
産婦人科のかかりつけ医を作ることで、定期的な子宮がん検診も受けやすいですし、妊娠すればその後の妊婦健診も受けられます。
日本の女性は、20歳からの子宮頸がん検診を受けるまで産婦人科にかかったことがないという人も多く、自分のかかりつけの産婦人科を持っていない割合が海外に比べ高いと言われています。
かかりつけを作るという意味で、まずは産婦人科クリニックを受診することも良いと思います。
※しかし、妊婦健診で来る人もいるので子供が欲しいのに妊婦さんを見るのは辛い、という人は選択しない方がいいかもしれません。
大学病院や総合病院の産婦人科
産婦人科以外にもたくさんの診療科があり、入院設備や大きな医療機器もある大きな病院です。
現在の日本の医療制度として、総合病院や大学病院を受診する際は紹介状が必要になります。紹介状がないと、初診料として5000円ほどかかります。
これは、命に関わるような症状ではない人は小さな病院に行き、大きな病院では重症の人を集中して診れるようにしましょう、というシステムのために作られた制度です。
そのため、初めて不妊治療の検査をするにはハードルが高いです。
ただし、不妊治療専門の診療科目があるところは、初めての検査を受け入れてくれる場合もあります。
大きな病院は医療機器も揃っていて安心する、と思う方もいるかもしれませんが、一般的な産婦人科だとクリニックで受診するのと診察内容に違いはありません。
それに、大きな病院はクリニックより多くの患者さんを抱えていることがほとんどですので、待ち時間が2時間近くということもザラにあります。
近所に産婦人科のクリニックがない、といったような事情がなければ、第一選択としては避けても良いかなと思います。
不妊治療専門のクリニック
名前の通り、妊娠を望む人だけが受診するクリニックです。
一般の産婦人科クリニックでできる検査に加え、通水検査や特殊なホルモン検査など不妊治療独特の検査も行うことができます。
人工授精や体外受精といった、高度で専門的な治療ができる設備も整っているところがほとんどです。
不妊治療専門なので、医師も看護師も不妊治療について勉強しており、実際にたくさんの不妊患者を診ています。治療が高度になればなるほど私達は不安を伴うので、質問ができてすぐに不安を解消できる環境にあることは、安心につながります。
そして、不妊治療専門クリニックは、病院によっては男性の生殖医療専門医がいて男性不妊の検査をできるところもあります。
男性が不妊検査を受ける場合は、泌尿器科が診療科目となります。
ですが、膀胱炎や前立腺炎など一般的な泌尿器科の診察とは異なる分野になるため、「生殖医療専門医」に診てもらう必要があります。
不妊治療専門クリニックでは、生殖医療専門医と連携しているところも多く、わざわざ別の病院に行かなくても男性不妊の検査を受けられる場合があります。
それに、夫婦が同じ病院で検査を受けると、医師がカルテをすぐに見れるというメリットもあります。
1日1日が貴重な不妊治療では、医師が治療方針を提案する際は素早い判断が必要になります。その判断のためには、1つでも多く情報があることが大切ですね。
実際に私が選んだ病院
最初は近所の産婦人科クリニックへ
私は不妊治療をしようと思ったとき、家の近所にある産婦人科クリニックに行きました。
当時は結婚したばかりで、子どもは欲しかったけどもう少し夫婦2人の時間があっても良いかなと思っていました。
そのため、痛い検査やお金のかかる特殊な治療はせずに、一般的にできる範囲で治療をしようという考えからここを選びました。
しかし、検査や診察を受ける中でおや?と思う場面が多々ありました。
医師のキャラクターなのかもしれないけど、卵胞の大きさやホルモンの値を見ても「多分、○○だと思います・・・」と自信なさげな様子。
不妊治療は特殊な分野だから、専門にしている人以外が診ると難しいものなのかな、と感じました。
その後、不妊治療専門クリニックに転院
産婦人科クリニックに数カ月通院しましたが、
- 採血結果がすぐに出ない
- 医師が頼りないと感じた
- 妊娠しないので他の原因を調べたい
と思い、不妊治療専門クリニックに変えました。
転院先では、一般的な採血結果は産婦人科クリニックでのデータを見せるだけで良かったのですが、特殊なホルモン採血をしたり、通水検査をしたりと、検査代が結構かかりました。
結局検査をするのなら、不妊治療を始めた最初から検査をしても良かったなーと後から思いましたが、治療開始当初はゆっくり治療していこうという考えだったので、特に後悔はしていません。
しかも、当時は引っ越したばかりでかかりつけの産婦人科を探していたので、かかりつけ医を作れたのは良かったです。
男性も治療できることの重要性
私が転院した不妊治療専門クリニックでは、男性不妊の検査もできたので夫も検査を受けました。
私が思うに、不妊治療の病院を選ぶ際の一番のポイントは
夫婦が一緒に受診できること
なんじゃないかなと思います。
家や職場から近いといった物理的な意味もありますが、
女性も、男性も、診察が受けられる
ということです。
日本産婦人科医会によると、2003年に日本受精着床学会が行なった不妊治療患者によるアンケート調査では、男性因子が33%あったと報告しています。
出典:日本産婦人科医会ホームページ
最近は、男性因子の割合はもっと多いと言われています。
このように、不妊治療は女性だけが行うものではありません。女性側、男性側、または両方に不妊の原因の可能性があります。
不妊治療とは、夫婦そろって検査をすることが大前提です。
私は、不妊治療専門クリニックで男性不妊の検査ができたので、転院して良かったと思いました。
まとめ
不妊治療を始めるにあたって、私が病院選びのポイントにしたことです。
- 年齢や持病などを踏まえて、どの程度の検査や治療を受けたいか明確にする
- 不妊治療専門病院を探す場合は、男性不妊の検査もできるところを探す
不妊治療は夫婦が協力して初めて結果が出る治療です。
夫婦が納得のいく治療を受けられるように、自分達の考えをしっかり話し合うことが大切だと思います。