私もそうでしたが、妊娠したいと思っていても、なかなか赤ちゃんを授からないと「不妊治療をした方が良いのかな?」と思う方は多いと思います。
不妊治療をしようと思ったとき、パートナーには何と声をかけますか?
私の身の回りを見ると、「不妊治療をしよう」と最初に言葉を発するのは圧倒的に女性が多いです。
そして、多くの女性が「不妊治療をしたいけど、夫に何て言ったら良いかわからない」と困っていました。
今回は、不妊治療をした私達夫婦が、不妊治療を始めるまでの夫婦の会話について紹介します!
私の一言で始まった不妊治療
不妊治療をしようと思うまで
私達夫婦は、結婚式や新婚旅行が終わったらすぐに子どもが欲しいと思っていました。
私はもともと月経不順がありピルを飲んでいたので、ピルを飲むのをやめたらすぐにでも妊娠できる!と思っていました。
[chat face=”pro2.png” name=”ちょここ” align=”left” border=”none” bg=”red” style=”maru”]後にそれが勘違いだとわかったよ[/chat]
しかし、ピルをやめても私は2か月くらい月経がこなくて、「このままでは妊娠できない!」と危機感を覚え、近所の産婦人科を受診しました。
これが私達の不妊治療の始まりです。
夫婦でどんな会話をしたか
ピルをやめても月経がこなかった私が、不妊治療を始めるまでに夫とどんな会話をしたか紹介します。
私「そういえば、ピルをやめても2か月くらい月経が来てないの。」(※このとき念のため妊娠検査薬で確認しましたが陰性でした)
夫「そうなの?どうしたんだろうね」
私「私もともと月経がちゃんと来ないから、もしかしたら排卵していないのかもしれない。病院に行って検査してみようと思うんだ。私次の誕生日ももうすぐ来るし、体力的にも早く妊娠したいなって思う。」
夫「良いんじゃない。しっかり診てもらった方が良いよ」
自分の心配を伝えると、夫もすぐに理解を示してくれました。
この会話をした時点で私は1か月ほど基礎体温を付けていたのですが、あと1か月分をつけて合計2か月分の基礎体温表が出来上がったところで、産婦人科を受診しました。
妊娠希望の場合の受診は、基礎体温を2~3か月つけてから受診するのがベストです。基礎体温表のグラフは、ホルモン分泌について参考になるからです。
私はメモリ機能付きの基礎体温計を使っていました。
>>基礎体温計はメモリ機能付きがおススメ!~簡単にできる私の測定方法の実際~
メモリ機能が付いていることで、毎日同じ時間の基礎体温を測ることができました。
不妊治療専門病院に転院するとき
私は最初は近所の産婦人科クリニックで治療を受けていましたが、数カ月経ったところで不妊治療専門クリニックに転院しました。
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不妊治療専門クリニックに転院するときも、私から夫に提案しました。
夫が仕事から帰宅して、一緒に夕食を食べてるときに以下の会話をしました。
私「あのね、今のクリニックの先生、不妊治療はあまり得意ではないみたい。もう数カ月も効果がないし、不妊専門の病院に行きたいなって思っている。」
夫「確かに、まだ妊娠してないもんね」
私「不妊専門病院に行くと、いろいろ検査が必要になるんだ。お金が追加でかかるし、夫も検査が必要になるよ。採血とかもろもろあるけど、受けてくれる?」
夫「うん。男性も検査が必要ってよく言うもんね」
こうして、私達は不妊治療専門クリニックへの転院を決めました。
私が考えたこと
私の夫は、幸い不妊治療への理解があって私の意見をすぐに受け入れてくれました。
しかし、夫に言う前は「どんな反応をするんだろう」と不安があったんです。
私が実際夫に自分の考えを伝えてみて、不妊治療をしたいことをスムーズに伝えるには以下のことが必要だと感じました。
①自分の体に起こっている「事実」を伝える
②「なぜ」病院に行く必要があるのかを伝える
③「夫が受ける検査」もわかる範囲で伝える
よく、男性は論理的に考えると聞きますよね。
私の場合、不妊治療をする「根拠」を伝えたのが良かったと考えています。
自分の体に起こっている「事実」を伝える
私の場合は、「そもそも月経がきていない」ことが事の発端でしたが、規則正しく月経が来ている方でも、「妊娠していない」というのは自分の体に起こっている事実になります。
プラスして「妊娠を望んでから〇か月(年)くらい妊娠していない」と具体的な数値で事実を述べると、男性はハッと気づくかもしれません。
「なぜ」病院に行く必要があるかを伝える
私は月経不順から「排卵していない可能性がある」ために病院に行く必要があると伝えました。
そのような心当たりがない方でも、「妊娠しない原因を調べる必要がある」と言うと相手に伝わりやすいかもしれません。
私が約10年前の看護学生のときに習った「不妊症」の定義は、
「子どもを望む健康な男女が避妊をせずに夫婦の交渉をしても2年以上妊娠できない」
というものでした。
しかし、2019年6月現在はこの定義の中の「2年」という期間が「1年」に変わっています。
この約10年で不妊症を取り巻く環境が大きく変わったと感じます。
「夫が受ける検査」もわかる範囲で伝える
不妊治療専門病院は、女性側だけでなく男性側の検査も必要になります。
自分が行こうと思う病院についてホームページなどで少し調べ、「実際にこういうことをするらしい」と伝えることで、自分も当事者であることを受け入れやすくなるのかなと感じました。
まとめ
私の場合は夫の理解が早かったこともあり、思ったよりスムーズに不妊治療を始められました。
それでも、夫婦が不妊治療について話すことは結構な勇気がいると感じました。
私が夫に不妊治療をしたいと言った経験から考えたことを一言でまとめると、
不妊治療を始める根拠を伝える
ことだと思いました。
それぞれの夫婦によって、結婚期間や夫婦の年齢、子どもが欲しい気持ち、仕事の忙しさなど環境は様々です。
その中で、「病院に行く根拠」を伝えることで相手に伝わりやすくなるのかなと考えました。
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