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【レビュー】「未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること」読んでみた

ちょここ
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こんにちは!ちょここ@chococo_timeです!

2018年5月に出版された、「未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること」を読みました!

これを読んで、人口減少がいかに大きな問題になるかがわかりました

アラサーの私は、あと40年後、自分が70歳になったときに自分や子ども、孫が日本で安心して暮らしていけるのか、とっても心配になりました。

将来のことを考えるきっかけにもなるこの1冊。この本は、個人の生活レベルで問題点を指摘してくれているので、人口減少に伴う問題をより身近に真剣に考えることができます!

今回は、私が特に印象に残った内容とその感想をまとめました!

※ちなみに、「未来の年表1」ではなく「2」なのは、図書館で予約をしていて「2」が先に順番が回ってきたからです。早く「1」も読みたいです!

こんな方におススメ
  • 30年後、40年後の日本が気になる
  • 子どもや孫がいる
  • 少子高齢社会が及ぼす影響を知りたい
  • 人口減少が続いた先の生活を知りたい

著者紹介

「未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること」について説明します。

著者 河合 雅司(かわい まさし)
出版社 講談社
第一刷発行日 2018年5月20日

著者の河合さんは、1963年、名古屋市生まれのジャーナリストです。

産経新聞社論説委員、高知大学客員教授、大正大学客員教授のほか、内閣府、厚生労働省、農林水産省の書く有識者会議委員も務めています。専門は、人口政策や社会保障政策のようです。

本の内容と私の感想

日本は出生数が減少しており、”少子高齢社会”になっています。少子高齢社会というと「将来の若者の税負担が多くなる」とか「高齢者用の施設が足りなくなる」といった危惧を抱かれる方は多いと思います。

これらはもちろん少子高齢社会の大きな問題ですが、この本では「人口減少(少子高齢社会)が及ぼす1人1人の日常生活レベルの問題」を取り上げています。これを読むと、30年後、40年後の自分の生活が予測できるかもしれません。

私が印象に残った内容をピックアップします。

伴侶に先立たれると、自宅が凶器と化す

1人暮らしの高齢者が、自宅でつまづいて転んだり、お風呂の中で溺れてしまったときに、発見が遅いために重篤な状態や死亡してしまう可能性があるということを著者は指摘しています

高齢者は、どうしても若者よりも足腰が弱かったり、認知機能が低下するといった状態になりやすいですよね。

数人で暮らしているときは、他者の目があるので比較的すぐ異常に気付くことができます。しかし、1人暮らしだと何かあったときに自分で助けを呼ぶことが難しいので、いくら住み慣れた自宅であっても命の危険がある場所になってしまいます。

今後、1人暮らしの高齢者が増えてくると、誰にも気づいてもらえないまま自宅で亡くなってしまう方が増えてくるかもしれません。

40年後に自分が高齢者になったときもそうですが、まずは20年後に自分の親が高齢になったときにどうしようかとても考えました。

私も兄弟も実家から出て遠くにいるので、両親には頻繁に会えません。そのため、両親の安否を確認するために、毎日電話をするとか、IoT器機を導入するとか、何かしらの繋がり方を真剣に考えないとなと思いました。

亡くなる人が増えると、スズメバチに襲われる

誰かが亡くなると、相続の問題が生じます。その中でも、著者は「所有者不明土地」が増えることを危惧しています

土地を相続するのは、良いことばかりではないんですね。手続きに時間がかかったり固定資産税を納める必要があり、売るにしても買い手がすぐに見つかるとは限らないからです。

そのため、亡くなった人の名義のまま放置されている土地がどんどん増えています。

すでに九州の面積を上回っているとか!

日本政府は、所有者不明の空き地に最長10年間の使用権を設けて公園や農産物の直売所などに活用できる特別措置法を2018年6月に成立させました。しかし、すぐに所有者不明の土地問題が解決するわけではありません。

所有者不明の空き家が増えれば、例えば空き家にできたスズメバチの巣を駆除できなくて近隣住民がスズメバチに襲われるという被害も起こりえます

空き家が増えれば、害虫が増えて衛生環境が損なわれることもありますし、防犯の面からも心配です。20年後、30年後には、私たちの家の周りには空き家ばっかりになってしまうかもしれません。子どもや孫が安心して暮らせるのか、不安になります。

高級タワマンが、「天空の老人ホーム」に変わる

現代は、大都市を中心にタワーマンションの建設ラッシュが続いています。タワーマンションができれば、一気に人口が増えて保育園や小学校を作ったりと嬉しい悲鳴が出るものですが、喜んでばかりはいられないと著者は指摘しています。

少子高齢社会が続けば、出生数はこれからもどんどん減少することになります。今は一時的に子どもの数が多くても、20年後には同じ数を維持できなくなります。

新しく作った保育園や小学校も余ってしまいます!

そして、タワーマンション内に住居する年齢層が似ているほど、30年後、40年後はタワーマンション内の人口は高齢者が占めることになります。(タワーマンションの購入者は住宅ローンを組むことが多いので、住み替えることが少ない)

今は憧れのタワーマンションでも、40年後は自分も周りも高齢者になっていて、介護が必要だったり足腰が弱くてマンションから出られないという状況になるかもしれません。

私は今は賃貸マンションに住んでいますが、いつかはマイホームが欲しいなと思っています。しかし、40年後自分たちが高齢になったときの生活を想像して家や場所を決める必要があると思いました。これからの物件選びには、世代が循環できるかどうかが大切なんですね。

食卓から野菜が消え、健康を損なう

2018年の冬は、野菜が高騰しました。多くの野菜で平年よりも2~3倍の値がつく事態になりました。たいてい、野菜の値上がりの原因は台風や長雨、寒さなど天候によるものがほとんどです。

しかし、今後は人口減少によって野菜が高騰すると著者は述べています。

農業従事者の平均年齢は、1995年で59.6歳、2005年で64.2歳、2015年で67.0歳と高齢化が進んでいます。高齢化に加えて、現代では跡継ぎがいない農家が増えています

機械化が進む稲作とは異なり、野菜づくりは1つ1つに手間がかかります。今でも野菜の収穫は手作業のところがほとんどです。しかし、農業に就く人口が減ることによって、野菜の生産量が下がってしまいます。

すると、どんどん野菜の値段が高騰してしまいます。家計を気にして、野菜をあまり摂らない食生活を続けてしまう人もいるかもしれません。

野菜は健康には不可欠ですから、少子高齢化による人口減少、農業人口の減少は国民の健康を脅かす深刻な事態なのです。

私たちが健康に生きるには、バランスよく食事を摂ることが大切です。子どもにも野菜はしっかり食べてもらいたいです。しかし、将来は野菜は特別な日にしか食べられないものになるかもしれません。アラサーの私は自分の孫世代の健康がとても心配になりました。

80代が街を闊歩し、窓口・売り場は大混乱する

特に一人暮らしの高齢者は、買い物をするために自分で外出しなくてはいけません。

高齢になると車の運転は危険なので公共交通機関を利用することになりますが、高齢になると若い頃と同じように行動できなくなります。

例えば
  • 駅の階段を上り下りするに時間がかかる
  • 段差を超えるのに誰かの手助けが必要になる
  • 車いすを使っている場合、エレベーターしか使えない

現代の多くの鉄道各社では、エレベーターやエスカレーターの設置がされています。しかし、ホームにつき1基というところが大半でしょう。30年後、40年後に駅を歩く人のほとんどが高齢者になったとしたら、エレベーター待ちの行列ができてしまいます。

さらに、高齢者の外出が増えると電車やバスのダイヤが乱れることも著者は指摘しています。電車やバスの乗降に駅員の手助けを必要とする高齢者が増えれば、今の首都圏にあるような数分毎に電車が発着する過密ダイヤの運行はとても難しくなります。

また、デパートやスーパーマーケットといった売り場での光景の変化も考えられます。判断力が衰えた高齢者の買い物が増えれば、店員からの商品説明を受けても1度では理解できないかもしれないし、そもそも買うもの自体を思い出せなくなるかもしれません。

売り場のスタッフは、お客さん1人への対応の時間が増えて、今より多くの人員配置が必要になるでしょう。

今は国内の電車やバスはほぼダイヤ通りに運行しているますが、自分が高齢者になるときには今のような時間ぴったりに運行する光景は見られないかもしれません。少子高齢化が公共交通機関の運行にまで影響を及ぼすかもしれないとは、考えたことがありませんでした。

ネット通販が普及し、商品が届かなくなる

著者によると、2020年には約10万6000人、2030年には約8万6000人のトラックドライバーが不足するそうです。現代はネットで注文・配達ができてとても便利ですが、ドライバー不足の問題は今でもニュースになっていますね。

トラックドライバーも、高齢化している職業です。長時間労働の割に所得額が低く、人材を集めにくい労働環境にあることから若年就業者の割合が低いと言われています。

今後ドライバーが不足すると、ネット通販だけでなくコンビニやスーパーの棚に商品が補充されなくなることも考えられます

他には、日本の文化の1つである自動販売機にも影響があります。いつでもどこでも飲み物を変えるのは日本では当たり前の光景ですが、ドライバーの不足によって飲み物の流通が滞り、自動販売機に商品がない状態になるかもしれません。

今のドライバーが現役で働けるあと20年くらいはネット通販は便利かもしれませんが、30年後はネットで注文した商品が全く届かないといった状況になるかもしれません。さらに、ネット通販という個人への影響だけでなく、スーパーで品物が買えない状態になると多くの人の生活が脅かされます。

自動運転車などの開発も進んでいますが、お店に品出しや補充をしてくれる機械が出るのはまだまだ先になりそうですよね。

読んだ後に考えたこと

今回私が挙げた6つは、この本を読んでいて特に印象に残っている内容です。

この本は、全部で18個の「人口減少で起こること」が書かれていて、どれもハッとさせられる内容ばかりです。私が70歳、80歳になったときに、日本はとても生きづらい国になっているかもしれないと感じました。

少子高齢化は、私たちの生活を不便なものにしてしまいます。今の生活が何十年も当たり前だと思っていられなくなるかもしれません。IT化によって生活は便利になる一方かと思いきや、人口減少という現実から目を背けてはいけないと思いました。

この本を読んで、人口減少が将来の私たちにどのような問題を引き起こすかよくわかりました。そして、将来の自分の生活を守るために、今から私にできることを考えました。

私ができること
  • 働けるうちは働く
  • 健康に気を付ける
  • 収入源は複数確保する
  • ライフプランを描く
  • 子どもが広い視野を持てるよう教育する

人口減少が進むとどんな会社でも倒産の危機があるので、「1つの会社に頼らず複数から収入を得る」ことをしようと思いました。そして、できるだけ長く働いて国や他者に頼らず自分で収入を得たいです

また、1人1人が健康に生きることも重要です。高齢になっても、若者のときと同じように動くことができれば、生活が不便だと感じることは少なくなるかもしれません。今から30年後、40年後の自分の体のことを想像しながら健康に気を付けたいと思います。

そして、自分の子どもには、自分が幸せと感じる居場所や生き方を見つけられるように広い視野を持ってもらいたいです。日本で生活がし辛かったら、海外で生活することも良いと思います。たくさんの選択肢を与えられるようにしたいです。

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

ぜひ、みなさんも「未来の年表」読んでみてください!

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最後までありがとう!ちょここ@chococo_timeもよろしくお願いします♪
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結婚3年目、スーパー優しい夫との夫婦仲はどんどん向上中! 現在第一子を妊娠し、夫と子どもと”ほんわか家族”を目指します* 出産前には退職し専業主婦になる予定。家族大好き! 結婚や家族のエピソードなど発信していきます♪