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ピルを飲んで良かったこと

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これは2019年5月14日のブログを再投稿したものです。

 

私は妊娠を望む前はピルを内服していました。

ピルを飲んだ私の体験談をまとめます。

目次

ピルを飲むまでの私の体

14歳で初潮が来た私は、それからピルを飲むまで月経が本当に苦痛でした。
月経に関する私の症状は

・月経周期が35日~60日と不規則

・月経量が多い

・月経痛が強い

というものがありました。

周期が不規則

月経周期が35~60日と不規則のため、次の月経がいつ頃になるか全く予測ができませんでした。

月経になると「あ、今月は月経きたんだ」っていう感覚。

月経量が多い

月経量は個人差がありますが、私は月経時は昼間でも夜用の大きなナプキンを使っていました。

2~3時間毎にトイレに行って交換してましたね。それでもギリギリ。

月経痛が強い

月経がくると、とにかく下腹部が痛くて泣きたい状態でした。

基本的にはカイロやお湯を入れたペットボトルを下腹部に当てて、下腹部を温かくしていましたね。

それでも授業中は痛みで集中できないことが多かったです。

ニキビが常にたくさんあった

その他、中学生のころからよく顎にニキビができていました。

それが大学生になると、常に5個はニキビがある状態に。多いときは10個くらい顎にできたことも。

ニキビに効くという化粧品を使っても、エステに行っても、お菓子を控えても、全く治らない!

もう、ニキビがありすぎて本当に人に会いたくないレベルです。あの頃の顔を私は思い出したくない。

毛深かった

私の体は、毛深い方だと思います。父も母もそう。

それが気になって、小学校高学年から数日毎にカミソリで腕と足の毛を剃っていました。

大学生になってからはバイト代をすべて脱毛に使いましたね!(おかげで今は毛にはほぼ悩まなくなった)

仕事に支障が出た

学生のときも月経時は辛かったけど、社会人になると仕事に支障が出るレベルで辛くなりました。

正直、学生のころは授業に集中できなくても、何とかなった。

しかし、仕事となると話は別です。

私の職場は病院で、常に動き回っていました。

ナースコールが鳴っても”月経痛が辛いからちょっと待って”っていうことはできません。

痛みを我慢して冷や汗をかきながら、患者さんの前に立っていました。

職場環境によりピルへの抵抗感がなくなった

私が産婦人科に勤めているということもあって、ピルへの抵抗感がなくなりました。

職場では産婦人科に関する専門用語も飛び交うし、自分も勉強する。

ピルは避妊目的だけで飲むものではないこともここで知りました。
ピルは婦人科疾患を治すための治療薬でもあるんだ。

学生のころに抱いていた「ピルって何か飲みたくないな」というイメージはすっかりなくなりました。

助産師として恥ずかしながら、働いて初めてピルについてちゃんと学んだんです。

社会人になって将来のことを考えるようになった

社会人になると、学生よりも具体的に自分の将来設計を考える機会が多くあります。

「いつか結婚して子どもを産みたい」と考えていた私は、月経不順のままでいることに危機感を覚えました。

そこで将来のために治療が必要だと思い、産婦人科を受診。

私は「多嚢胞性症候群」との診断を受けました。

ピルでの治療が始まります。

ピルを飲んでからの私の体

月経が規則正しく来るようになった

ピルはホルモン剤なので、ピルを飲むと月経周期がコントロールされます。

そのため、規則正しく(28日周期で)月経が来るようになりました。

(ピル内服時の出血は、厳密には月経ではなく消退出血と言うけど、ここでは月経で統一)

次の月経開始日がわかるから、旅行のスケジュールが立てやすかった!

月経量が減った

今まで使っていた夜用ナプキンは一切使わなくなり、軽い日~普通の日のナプキンで足りるようになりました。

3時間以上トイレに行けなくても安心できたし、交換するときも周りが汚れなくて楽!

月経痛が軽くなった

特に寒い季節はひどかった痛みも、季節問わず軽くなりました。

痛み止めは全く飲まないか、飲んでも1回だけということがほとんど。

痛みによる仕事への支障も全くなし。

痛みが軽くて、月経が来ていることを忘れてしまうくらい!

ニキビができなくなった

長年ニキビに悩んでいた私は、思わずこれが本当に嬉しかったです!!

ピルを飲み始めたら、チョコレートを食べても、ポテトチップスを食べても、ニキビができない!(もちろん、食べすぎたらできるけど(^^;)

私は特に甘いものが大好きだったから、ニキビを気にせず好きなものが食べられるというのは、本当に幸せでした。

辛い月経痛を治したくて飲み始めたピルだけど、ずっとずっと悩んでいたニキビ問題も解決できたことは、涙が出るほど嬉しかったです。
「私は月経不順が原因でニキビができていたのか」と納得。

ピルを飲んで絶好調!

仕事

月経時に「辛い」と思うことがないので、仕事中はいつも通り自分のパフォーマンスを発揮できました。

ピルを飲む前は、体調が悪いとミスにつながるかもと心配していたけど、そんな心配もなく。

自分の能力を十分に発揮できると、仕事がとっても楽しくなって「もっと頑張ろう!」と仕事への熱意も増しました。

私生活

月経不順が改善されたことで、友達との旅行のスケジュールが立てやすくなりました。「この日はちょっとダメだわ」と言えるように!

また、ニキビが改善されたことで「人に会っても大丈夫!」と思えました。

友達との交流も積極的になったし、いろんな場に出かけられるようになって、毎日が楽しくなったな。

人前に出ることに自信が持てると、自分の行く場所や出会う人の数がぐっと増えるんだね。

ピルの副作用

私にとって、上記のようにたくさんの良いことを与えてくれたピルですが、薬なのでもちろん副作用に注意は必要です。

一般的な副作用

ピルを含むホルモン剤は、吐き気や頭痛、下痢などを起こすことがあります。

重症なものだと、アナフィラキシーショックを起こすことは他の薬の副作用と同じ。

その他、ピルは血栓症のリスクがあると言われています。そのため、ピルの内服中は定期的に採血をする必要があります。

私に現れた副作用

ピルを飲み始めた1か月は、吐き気がありました。

特に最初の1週間くらいは、仕事中に吐きそうになってトイレに駆け込んだことも。

吐き気の副作用は正直かなり辛くて、ピルをやめようかと思いましたね。

ただ、このようなピルの副作用のことは医師から説明を受けていたし、しばらくすると副作用の出現はなくなることが多いと聞いてたから、あと少し我慢してみようと思いました。

すると、1か月くらいで吐き気は軽くなり、2か月経つと全く気にならなくなりました!

※私は副作用が出たとき我慢をしてしまったけど、副作用が辛いときは主治医に相談してピルの種類を変えてもらうなどの対処法を取ればよかったかな。

その他には、ピルを始めて3年くらい経ったときに、なぜか月経時に胃が痛くなり、ピルの処方と一緒に胃薬をもらったこともありました。

まとめ

ピルの内服で、私には以下のメリットがありました。

・月経に伴う問題がすべて解決された(不順、痛み、量)

・ニキビがなくなった

・自分に自信が持てるようになり、仕事も私生活も楽しくなった

ただし、デメリットとしてピルを始めたときの副作用(吐き気)が辛かったです

ピルは初潮が来ていれば誰でも飲めるものだし、海外では若い女性は日常生活の質の向上のためピルを飲むことが一般的なところも。

だから、ピルに抵抗を感じることは全くないんですよね。

日本はなぜかピルへの偏見があるけど。避妊のためというイメージが強いのかな。

ただ、ピルは薬なので個人によって効果は変わります。
また、持病がある人は主治医に確認が必要です。妊娠中や授乳中の人などピルを飲んではいけない人もいます。

使える人がうまくピルを使えば、多くの女性は日常生活の質が向上されると思うなぁ。

 

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