不妊治療中は、リセットするたびに声をあげて泣いていました。
トイレにこもって、出血をガン見して、今月もダメだったと自分を責める・・・
妊娠を望む方なら、どなたでもそういう気持ちになったことがあると思います。
私は、不妊治療を始めてしばらくすると、リセットしても気持ちを切り替えて辛さを乗り越えられるようになりました。
私のリセットのときの過ごし方を紹介します。
目次
リセットのたびに泣いていた理由
今振り返ってみて、リセットのたびに泣いていたのはなぜだったのか、改めて考えてみました。
自分達の子どもに会えない悲しさ
やはりこれが一番です。
リセットしたら、その分自分達の子どもに会える時期が先になってしまいます。
私と夫の子どもに会いたい。子どもはどんな顔や声をして、どんなことに興味を持つんだろう。子どもの成長を側で見ていたい。
こんなに自分達の子どもに会いたいのに、リセットするとその夢が絶たれたように思えてしまいました。
自分はダメな女だと責めてしまう
自責の念からも涙が出ていました。
それは主に夫に対してで、「相手が私じゃなかったら、夫はもっと早く子どもを持てたかもしれない」と考えてしまいました。妊娠できない私でごめんなさい、という気持ちになって辛くて泣いていました。
さらに、周りの友人や知人から妊娠出産したという報告を聞いて、私も同じ女なのになぜ妊娠できないのかと自分を責めたこともあります。
人間って、自分を責めたり否定すると、辛くて涙が出るものですね。
治療に対するもの
リセットしたら、また治療を始めなければなりません。
- 受診にかかる時間
- エコー検査や採血、注射など処置に伴う痛み
- 治療費
のことを考えると、「またあれをやるのか・・・・」と辛くなりました。
特に、エコー検査の気持ち悪さや、採血や注射といった「体の痛み」のことを思い出したら恐怖になりました。また、あんなにお金を払ったのにという「経済面」からも、効果がなかったことが悔しくて悲しくなりました。
リセットしたときの過ごし方
リセットのたびに毎月泣いていた私ですが、そんなときにどうやって過ごしていたかをまとめました。
ひたすら泣く
不妊治療を始めて半年近く経つまでは、とにかくリセットのたびに泣いていました。
家に1人のときに、声をあげて思いっきり泣きました。
「何でだよー」とか「どうして」とか独り言も言ってました。
このように声を出して泣くっていうのが私のポイントでした。
声を出してわんわん泣くと、泣き疲れるんです。(赤ちゃんみたいですけど)
好きなDVDを見たり本を読む
リセットして思いっきり泣いたら、DVDや映画を見たり本をたくさん読みました。
考えすぎは余計にストレスになりますから、程よく妊娠のことを忘れられる時間になりました。
他のことに集中する
リセットした周期は、自分が集中できるものを見つけました。
私の場合、「勉強すること」でした。将来、親になるために必要な知識や心構えなどを勉強して過ごしました。
例えば、
- 子育て中にかかるお金のこと
- 保険のこと
- 料理のレパートリーを増やす
- 子どもが犯罪に巻き込まれたときの対処法
- 子どもがケガをしたときの対処法
など・・・・
「今自分に子どもがいたとして、子どもがこうなったときに自分は対処できる知識があるか」ということを基準に、勉強の内容を考えました。
勉強をすることは、私はものすごく集中できる時間でした。
思う存分泣いたら集中できるものを見つける
私はリセットして思いっきり泣いたら、勉強に集中することで気持ちを切り替えました。
自分が集中できることならなんでも良いと思います。料理や裁縫、スポーツ、音楽、友達とのおしゃべり・・・
当時はとてもつらかったですが、どんな経験も自分に必要なものだったんだと思うようにしています。


