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生命保険への加入を迷っている!私が学んだこと

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先日、「おとこを磨く経済学」というTV番組を見ました。キャイーンの天野さんと、雑誌「LEON」元編集長の西園寺さんが、経済知識について学ぶという番組です。

2019年1月17日(木)TOKYO MXにて放送された回のテーマは「生命保険」。講師は公認会計士の森井じゅんさんでした。

私も夫も現在は生命保険に入っていませんが、これから子どもが産まれることもあり、生命保険に入った方が良いか?と最近よく考えていました。

生命保険について考える良い機会になったので、みなさんと番組の内容を共有したいと思います!

[box04 title=”こんな方におススメ”]

  • 生命保険に未加入の方
  • 生命保険の見直しをしたい方
  • 生命保険について興味のある方[/box04]
目次

生命保険の種類

講師の森井さんによると、生命保険は大きく3種類に分けられます。

  1. 終身保険
  2. 定期保険
  3. 養老保険

どれも聞いたことのある保険ですね。CMでもよく耳にするワードです。

終身保険

名前の通り、一生涯にわたって自分の死亡を保障してくれる保険です。何歳で亡くなっても設定した保険がもらえます。一生涯保険料が変わりませんが、保険料は割高になります。

定期保険

一定の年齢(例えば60歳や65歳など)までに亡くなった場合に保険金がもらえる保険です。子どもが20歳になるまでとか大学を卒業するまでなど、一定の期間だけ保障を受けたい場合に向いています。保険料が安いことも特徴です。

養老保険

一定期間の死亡保障と満期を迎えた場合に一定の金額を受け取れる保険です。積み立てと同様の効果を得られます。保険料が割高になります。

ちなみに、生命保険は人を対象にしていますが、物を対象にしたものは損害保険になります。

森井さんが面白い損害保険を紹介していたのですが、最近は忘年会・新年会保険なんてものがあるみたいです!酔って周りに迷惑をかけてしまった・・・というときに保障されるらしいです。また、海外では「宇宙人に誘拐されたときの保険」というものも!その保険のパンフレットを見てみたいですね。

生命保険は人生で2番目に高い買い物

講師の森井さん曰く、人生で1番目に高い買い物は家(住宅ローン)で、その次にくるのが生命保険なんだそうです。

[chat face=”pro4.png” name=”ちょここ” align=”left” border=”none” bg=”red” style=”maru”]確かに、人によっては月に数万円払うことがあるもんね[/chat]

日本では、世帯あたりの年間保険料の平均は約38万円

もし生命保険料を40年払うとすると、なんと1500万円を超える計算になります!

[jin-iconbox01]保険にこんなにお金をかけている!という実感ってなんとなく湧きにくいですが、実は大きな金額ですよね。[/jin-iconbox01]

そして、日本人は平成30年速報値で88.7%の人が何らかの生命保険に加入しているそうです!

しかし、イギリスでは生命保険の加入率は4割にも満たないとか。

特に欧州では共働きが当たり前の社会なので、例え夫婦のどちらかが亡くなっても家族で生活できる収入は得られるという考え方が一般的なのだそうです。

[chat face=”pro4.png” name=”ちょここ” align=”left” border=”none” bg=”red” style=”maru”]お国柄ってあるね。日本人は保険に入りすぎなのかな!?[/chat]

だからと言って全く保険に入らないのが良いかと言えばそうでもありません。しかし、なんでも入れば良いという問題でもないのです。

[chat face=”pro3.png” name=”ちょここ” align=”left” border=”none” bg=”red” style=”maru”]保険料にお金をかけて生活を切り詰めないといけない状況は本末転倒![/chat]

保険に入るか、入らないか、何に入るか、何種類入るかといったことは、ひとそれぞれ違うので正解がありません。

それぞれが自分に必要な「リスク」を知って、それを補うものを選択することが必要なのです。

生命保険のメリット

生命保険のメリットを3つ挙げます。

  1. 支払った額より多くの保険金をもらえる→遺族の生活費を確保できる
  2. 保険料の一定額を所得から控除できる「生命保険料控除」で節税ができる
  3. 相続税の非課税枠を利用することで相続税対策ができ、保険金の受取人を指定することができる

生命保険のデメリット

生命保険のデメリットを2つ挙げます。

  1. 加入時に決めた保険額は基本的に変わらないのでインフレに対応できない
  2. 他の保険に比べて保険料が割高

資産形成に保険を利用すべきか

養老保険など「積み立てタイプ」の保険は、「将来の教育資金」や「老後の生活費」などを受け取るために加入することもあります。

つまり、保険を自分の資産形成に使うんですね。

ただ、保険を資産形成に利用する場合の注意点があると森井さんは指摘しました。

それは、将来インフレになったときにリスクに対応できないということです。

例えば、20年後に1000万を受け取る計画を立てていても、20年後は今の物価と同じとは限りません。インフレでお金の価値が下がっていたら、例え1000万円を受け取ったとしてもその時代の1000万円の価値はないかもしれません。

一方、他の投資だとインフレに伴い利益も上がる可能性があります。

保険を資産形成に利用する場合は、将来の経済状況がどうなっているかはわからない、というリスクを知っておくことが大切です。

医療保険は必要なのか

ここで、生命保険からちょっと外れて医療保険とがん保険の話になります。

病気やケガをしたときに保障されるのが医療保険で、がんに特化したものががん保険ですね。

今日本では、がんは2人に1人はかかると言われています。とても身近な病気なんですね。

しかし、「自分もがんになる可能性があるかもしれないから、がん保険に入っておこう!」と簡単に決めるのは良くありません。

がん保険には、カバーできるがんとそうでないがんがあります。森井さんは、実際はカバーされないがんの方が多いと指摘していました。

さらに、カバーできるがんの種類が多くなればなるほど、保険料も高くなっていきます。

ここで改めて考えます。医療保険やがん保険は本当に必要なのでしょうか?

[jin-iconbox03]加入する前に、病気になったらどれくらいの金額が必要になるか、考えてみることが大事です。[/jin-iconbox03]

実際に病気やケガで治療をした場合、日本は国民皆保険ですから実際に窓口で支払う金額はかかった医療費の3割ですよね。

また、日本には高額医療費制度というものがあり、月一定以上の金額の医療費がかかると自己負担限度額を超えた金額があとで払い戻しされます。

つまり、ある程度は国の社会保障でカバーできます。

また、会社員であれば会社を休むことになっても傷病手当金がおりるし、障害が残ることがあれば障害年金を受け取ることもできます。

私たちが普段払っている保険料で、結構保障を受けらると思いませんか?

生命保険や医療保険は、病気になった/亡くなった場合に、自分の貯金や収入などと照らしあわせて本当にその保険がないとやっていけないのかどうかを考えることが大切です

そうでないと、保険に入りすぎて結局今の生活を圧迫して保険貧乏になることもあります。

[chat face=”prof1.png” name=”ちょここ” align=”left” border=”none” bg=”red” style=”maru”]保険に入る前に、病気になったり何かあったときにどんな保障があるのかを知っておくことが大切なんだね[/chat]

保険見直しの際のポイント

森井さんより、生命保険に加入する/生命保険の見直しをする際のポイントの説明がありました!

契約書類や約款をちゃんと読む

いつどんな保障を受けられるのか、細かいところもしっかり把握しておくことが必要です。

自分自身の必要な保険を考える

ひとりひとりリスクも違うし対応したい状況も違います。「多くの人が入っているから」という理由で保険を選択するべきではありません。自分自身の必要な保障を考えましょう!

保険の営業の言葉任せにして入らない

「自分のリスク」とそれをカバーできる商品を選択しましょう。保険の営業さんは、あなたのリスクを全て把握した上でその商品を提案してくれていますか?

まとめ

生命保険について考えていた私は、今回のTV番組はとても勉強になりました。

私たち夫婦の仕事状況や健康状態、将来の収入の予定などを考えて、一番心配なことを「リスク」として挙げるところから始めようと思いました。

そして、そのリスクをカバーできる商品を選ぼうを思います。

将来の日本の経済状況がわからないので20年も30年も1つのものにお金をかけるのは怖いですが、かといって今夫が働けない状態になると妊娠中の私もこれから生まれる子どももしばらく生活に困ります。

保険の人に言われた通りにするのではなく、「私たちに必要なもの」を考えて保険を選ぼうと思いました!

http://chococotime.com/nisyukanteiki

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